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幕内力士が土俵の控えに入る前に、付け人が専用の「控え布団」を土俵下に運び、水桶(みずおけ)付近に待機している呼出に渡す。呼出は土俵上の力士の控え布団と次に控えに入る力士の控え布団とを交換する。どの「控え布団」も四股名(しこな)や紋を染め抜いた粋なデザインで、相撲情緒を盛り上げる。この控え布団は、自分で作ったり、ファンからプレゼントされる場合もある。しかし、いちばん多いのは、従来からの習わしで昇進祝いに同期生たちから贈られたものである。十両の力士は相撲協会が用意している共通の「控え布団」を使うが、幕下以下の力士は控え布団を使えない。 |
